高校の教科・科目が変わりました |桑名市の塾ミック

高校学習指導要領改訂により、新高1生の教科・科目が変化しました。
また、各高校によりどの科目を学習するのかが異なるので、大学共通テスト、個別試験などで影響を受けるケースも出てくるかと。

まず国語ですが、従来の国語総合が「現代の国語」と「言語文化」になりました。
これまでは現代文と古典という「時代による区分」が、論説文と文学的文章&古典という「ジャンルによる区分」になるはず・・・でしたが。
採択率が一番高い「現代の国語」の教科書に文学的文章が入っており、うんっ???
「論理国語」「文学国語」の履修も各高校により異なるようで、なんだか複雑です。

そして、数学は高校の授業でどう学んでいくのか・・・。
まず数Aはどこまで学習するのか、特に数Cをいつどのように学ぶのか。
文系選択でも高3で数Cを学ぶ高校もありますが、これはこれで大きな負担になります。
そして、今後は文系選択の場合は、数Bの「統計的な推測」を学習することが事実上は必須になるかと。
その分、これまでの数Aの「整数」にあたる分野をスキップするのかしないのか・・・。

なお、現在は多くの高校が「確率分布と統計的な推測」をスキップしています。
しかし、共通テスト分析によれば、現高2・高3も共通テスト対策として「確率分布と統計的な推測」を学習すべきではと・・・。
ただ、さらなる負担にもなるので悩ましいところですが・・・。

とにもかくにも、この高1から高校の学習内容が大きく変わりました。
そのため講師たちには、「高1生には自分たちの経験で話さないように」と伝えてあります。
これまでの区分や考え方が通用しないからです。

例えば英語ですが、これまでの「コミュニケーション英語」が「英語コミュニケーション」になり、「英語表現」が「論理・表現」へと変わりました。
名前だけ変わったと思われていますが、そんなことでもないんです。
「英語コミュニケーション」は英語5領域を学び、「論理・表現」で英語での発信力強化を目指すとのこと。
これが、受験にどう影響していくかも研究していきます。

高校の現場は大変だと思いますが・・・、塾はそれ以上にもっともっと大変です。 
文科省から情報が降りてくるわけでもないので、自ら収集する必要があります。
私は、入試が終わって以降はオンラインセミナーで説明を受ける日がずっと続きました。

しかし、大学受験で勝ち抜くためには情報収集がキモです。
本日も大学受験予備校の方にお越しいただき勉強です。
高校の方針や大学の動向も把握し、しっかりとした進路指導ができるよう準備しています。

高校の学習も大学入試もミックにお任せください!

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