ミックに通うお子さんたちは、成績上位層のお子さんも少なくはないのですが、多くは勉強が苦手なお子さんたちです。
そういったお子さんたちは、単純に勉強時間さえ確保すれば点数が上がるかというと・・・、そうでもなく。
点数がUPしない原因はたくさんありますが、その原因を一つひとつつぶしていかないといけません。

例えば、３×２=６　ですが、３×２=５と答えてしまう中学生が意外に多いんです。
かけ算を、なぜか足し算で計算(3+2=5)するんです。
指摘すればすぐに間違いには気づくんですが、単なるうっかりミスとは言えないような気がしています。

こういった点を修正していくには色々と工夫が必要なんですが、勉強が苦手なお子さんの多くに独特な考え方や習性みたいなものがあります。
つまり、私たちには予想外でも、多くのお子さんが同じように間違えるので、予めそうならないように間違いのパターンを示して指導する必要があります。

例えば、「この道路は危ないから注意してね」と言うより、「この道路では子どもの飛び出しによる事故が多発しているので、慎重に左右を確認して運転してね」と伝えた方が危険を回避しやすくなります。そして、それはほんのささいなことから、一つひとつ丁寧につぶさないといけません。
膨大な時間と労力がかかることもあります。
だから、勉強が苦手なお子さんの成績アップにはお子さん本人の根気・忍耐も必要ですが、教える側の根気・忍耐も必要です。

それでも、ミックの講師たちは根気よく笑顔で指導してくれます。
多くが大学生の講師ではありますが、頭が下がります。

でも、一つひとつできることが増えていくと、お子さんたちも嬉しいでしょうが、教えている側はその数倍嬉しくなります。
そんな姿を見ていると、私自身もとても嬉しく感じます。
さぁ、定期テストに向けてがんばっていきましょう！