難関高校を前期選抜で逆転合格するために|塾ミック

今日は午後から前期選抜を受験する生徒の「自己推薦書」の指導をしています。
個人的には、逆転合格のためには「自己推薦書」の内容は非常に重要だと考えています。

そもそも、前期選抜で逆転合格を勝ち取るためには何が必要か・・・。
この地域では前期選抜最難関の川越高校国際文理科対策についてみてみましょう。
例えば、昨年度のミックの生徒のように偏差値50台の中3生を逆転合格させるために何をすべきか。
今年度は受験者がいないので、他のお子さんたちの参考になればと・・・。まずは入試要項をみてみましょう。

◆入試要項

◆選抜において重視する要件

○ 英語について興味・関心が強く、入学後も主体的・積極的に学ぶ意欲のある者
○ 将来、大学などに進学をはじめ、主体的に進路を切り拓き、学び続ける意欲のある者

◆検査実施概要

学力検査   数学、英語

◆選抜方法

1 選抜資料の取扱い
(1) 学力検査  100点
(数学50点、英語50点)
(2) 調 査 書    点数化する。
(第3学年の各教科の評定の合計 45点満点)
2 選抜方法
次の各段階に該当する受検者について順に、調査書及び「自己推薦書」の記載事項を考慮して総合的に選抜する。
(1) 第1段階
調査書得点の順位が募集人数の120%以内であることと、学力検査得点の合計の順位が募集人数の80%以内であることの両方の条件を満たす者
(2) 第2段階
第1段階で合格となった者を除く全ての受検者

参照:<別表2>令和5年度三重県立高等学校入学者選抜で前期選抜を実施する高等学校の「学校の特色」「選抜において重視する要件」「検査内容」「選抜方法」一覧

学校長の推薦は必要ないですが、大学入試でいう公募型の学校推薦型選抜に近い入試です。
そして、選抜方法の第2段階に注目。
なんだか、雑すぎませんか? これこそが前期選抜の大きな特徴かと。
また、調査書だけでなく自己推薦書についても言及していますよね。
面接はないものの、大学入試の学校推薦型選抜そのものですよね。
そう考えると対策は見えてきます。つまり・・・、

川越高校国際文理科に前期選抜で逆転合格するには・・・

1、前期選抜の特徴をしっかりと理解しよう!

前期選抜は後期選抜と異なります。高校側が望む生徒像があり、学力だけでなく幅広い観点から総合的に合否判定をします。そのため、高校側が示す「選抜において重視する要件」に合うかどうかが重要になります。この特徴を踏まえたうえで準備する必要があります。「自己推薦書」もそのことを踏まえたうえで作成する必要があります。

2、過去問で英語・数学の対策はしっかりと!

前期選抜の問題は後期選抜の問題と異なり、また傾向も異なります。過去問等でしっかりと対策を行ってください。特に、「時間」の使い方、問題選択も考えて過去問演習を行うことが必要です。そして、問題の傾向は塾の先生に確認し、傾向に合った対策を行いましょう。また、当日点は何点あればいいのかも塾の先生に確認しましょう。

3、内申点確保のために定期テスト対策を!

内申点も非常に重要です。特に2学期の定期テスト対策が重要です。内申は9科40以上が理想ですが、9科36前後でも十分に逆転合格が期待できます。

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◆三重県公立高校入試合格者平均点の推移 

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